瀬戸内国際芸術祭2025 引田エリア | 東かがわ市特設サイト

夏会期まであと

DAYS

8月1日|金| ー 8月31日|日|

アートと歴史が交差するまち、引田へようこそ

アートと歴史が交差するまち、引田へようこそ

香川県東部の港町
江戸時代の町並みが残る歴史ある地域

かつて城下町として栄えた香川県東かがわ市・引田(ひけた)は、瀬戸内海に面した穏やかな港町です。江戸時代には、「当国東第一の大湊」とも称され、藩政の拠点として賑わい、今もなお白壁の町家や格子戸が連なる歴史的な町並みが色濃く残されています。引田の風景は、ただの観光地ではなく、そこに暮らす人々の息づかいや、長い時間の流れを感じさせてくれる特別な空間です。
この地域は「引田の古い町並み」として知られ、古い建築が数多く残るだけでなく、醤油や和三盆などの伝統産業も今なお受け継がれています。古き良き文化と、人のあたたかさが交差するこの町には、どこか懐かしく、心を解きほぐすような魅力があります。
また、引田は自然環境にも恵まれ、瀬戸内のやさしい海風、ゆるやかな山並み、四季折々に彩りを変える田園風景が、訪れる人々を迎えてくれます。小さな町でありながら、その中には歴史、文化、自然、そして暮らしが調和する「豊かな時間」が流れています。
瀬戸内国際芸術祭の開催により、引田は新たな出会いと創造が生まれる舞台となります。この町とアートが融合して映し出される非日常空間を、ぜひあなたの目と心で感じてみてください。

作品・作家紹介

ARTWORKSof Setouchi Triennale

引田エリアでは、歴史ある町並みや自然風景と呼応するように、多彩なアーティストによる作品が展示されています。
地域の記憶や風土にインスピレーションを受けた作品群は、町歩きの中でふと現れ、日常の風景に新たな視点をもたらしてくれます。
それぞれの作品が、引田という場所の魅力をアートという形で映し出しています。

KASAYAソーシャル/パフォーマンス・スペース+アートワーク

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KASAYAソーシャル/パフォーマンス・スペース+アートワーク

ラックス・メディア・コレクティブ

引田中心部(笠屋邸)

もとは酒蔵だった笠屋邸を会場とし、周辺に立ち並ぶ手袋工場や醤油工場から着想して制作。かつては日本酒を醸造していた酒蔵の桶と、醤油工場の醤油を貯蔵する桶に宿る記憶を手掛かりに、桶、光、時間の助けを借り、作品を通して発酵における暗黙のプロセスを明示する。

作家は作品について次のように構想する。「笠屋邸は、精巧な手袋を手づくりする手袋工場や、何十年も前の醤油の桶が現役で稼働している醤油工場の近くにありながら、その変貌を待っている。手袋の製造を通して、触覚は手に対する気配りと保護を見出し、日本酒の記憶はいまなお精神を温め、醤油の製造工程は味覚に驚きをもたらす。温かさ、酔い心地、そしてうま味。その一つひとつが、要素と環境の驚くべき相互作用に基づく変化であり、発酵の化学反応に喩えられる」。家の中では、開放的な円筒形の桶が床に埋め込まれ、内部照明で照らされ、上部は強化ガラスで覆われている。それぞれの桶には楕円形の照明があり、空に浮かぶ月の動きに呼応している。内側から光を放ち、神秘的な沈んだ円形として映し出され、よく見ると絵具や版画でつくられた微生物の世界の質感が現れる。この空間は、ひとりでもグループでも利用できる大きな社交場(ソーシャルスペース)となる。

ラックス・メディア・コレクティブ

ラックス・メディア・コレクティブ / Raqs Media Collective

ラックス・メディア・コレクティブ / Raqs Media Collective

インド / INDIA

作家情報

1992年、ジーベシュ・バグチ、モニカ・ナルラ、シュッダブラタ・セーングプタによって結成。
いくつかの言語で「raqs」とは、回転や旋回、公転の状態で得られる意識や存在感の高まりを示す言葉である。彼らはこの「運動的思索」の感覚を受け取り、この世界と時間における制止することのないエネルギッシュな絡まりを探求する。アート、パフォーマンス、執筆、キュレーションなど様々な形式やメディアを通じて活動し、現代アート、哲学的推論、歴史的探究を横断した独自の立場を確立している。
メンバーはインドのニューデリーに在住、活動する。

SETOUCHI TRIENNALE 2025

SETOUCHI TRIENNALE 2025

サイクリングコース

Cycling ThroughART and HISTORY

CYCLING COURSE

井筒屋敷から始まる東かがわアート旅

歴史とアートが響き合う、東かがわ市ならではの魅力を体感するモデルコース。江戸時代から続く商家建築「讃州井筒屋敷」を中心に、地域の文化や瀬戸内国際芸術祭の作品を巡ります。井筒屋敷では、讃岐の商人文化や伝統工芸の魅力に触れ、往時の暮らしを感じることができます。周辺では、現代アートと美しい瀬戸内の風景が融合した作品を楽しみながら、ゆったりと散策。歴史とアート、そして東かがわの穏やかな空気を感じる、特別な旅へ出かけてみませんか。

所要時間:5時間

  • START

  • 讃州井筒屋敷

    10:00

    讃州井筒屋敷

    香川県東かがわ市引田の中心に位置する讃州井筒屋敷は、江戸時代から続く商家の町並みを今に伝える、歴史と文化の拠点です。
    かつて醤油醸造で栄えた引田の町を象徴するこの屋敷は、地元の名家・井筒屋が営んでいた建物を再生した施設で、白壁土蔵や木造の母屋、格子戸の美しい佇まいが当時の面影を色濃く残しています。敷地内には、伝統的な建築空間を活かした展示室や体験スペース、土産処、ギャラリー、カフェなどが点在しており、訪れる人々に引田の歴史・文化・ものづくりの魅力を多角的に伝えています。
    特に「和三盆の型抜き体験」や「革の小物づくり体験」、「オリジナル手袋づくり体験」など地域資源に触れられる体験や、職人の技を感じられる催しも人気です。
    アート作品の展示会場やまち歩きの拠点としても機能しており、過去と現在が交差する文化交流の場として、多くの人に親しまれています。 引田の「暮らしの記憶」と「今」をつなぐ場所、讃州井筒屋敷をぜひ訪れてみてください。

    住所 〒769-2901 東かがわ市引田2163
    電話番号 0879-23-8550
    ウェブサイト https://sansyuidutsuyashiki.com/
    営業時間 10:00~16:00
    休業日 水曜日 (祝日の場合は営業)
    料金 入場無料(母屋のみ入館料300円必要)
  • 東かがわ手袋ギャラリー

    11:00

    東かがわ手袋ギャラリー

    日本一の手袋産地として知られる香川県・東かがわ市。その手袋づくりの歴史と、現在に続くものづくりの息吹を体感できる場所が「東かがわ手袋ギャラリー」です。
    長い年月をかけて受け継がれてきた技術、時代とともに変化してきたデザインや素材、そして職人たちの手仕事の温もり。
    また、ギャラリーの一角では、昔ながらの製造道具や貴重な資料も公開されており、この地域のものづくりの背景や、職人たちの想いに触れることができます。
    手袋は、誰かの手を守り、あたため、支える存在。
    その一双に込められた“やさしさ”や“工夫”を感じながら、ものづくりのまち・東かがわの魅力にぜひふれてみてください。
    ここで出会う手袋たちは、きっとあなたの心にもそっと寄り添ってくれるはずです。

    住所 〒769-2901 東かがわ市引田2161-2
    電話番号 0879-33-5055
    営業時間 土日祝 10:00~16:00
    休業日 平日
    料金 入場無料
  • ワーサン亭

    12:00

    ワーサン亭

    瀬戸内海を望む静かな港町・引田にある「ワーサン亭」は、地元の味とぬくもりが詰まった郷土料理のお店です。
    提供されるのは、香川県東部・東かがわの食文化を受け継ぐ素朴でやさしい料理の数々。
    地元野菜や海産物を取り入れた定食は、訪れる人の心と体をやさしく満たしてくれます。
    「ワーサン」とは、「野網 和三郎」の愛称からとった名前であり、店内には和三盆文化を紹介する展示や甘味の販売も併設されています。
    料理を味わうだけでなく、この土地に根づいた素材や風習に触れることで、引田の奥深さを感じることができる空間です。
    アート巡りやまち歩きの途中に、地元の人とのふれあいや昔ながらの味を楽しむ時間を、ぜひワーサン亭で過ごしてみてください。

    住所 〒769-2901 東かがわ市引田4373
    電話番号 0879-33-2800
    ウェブサイト http://saltlake-hiketa.co.jp/
    営業時間 10:30~13:30
    休業日 火曜日、年末年始
  • 体験学習館マーレリッコ

    13:00

    体験学習館マーレリッコ

    瀬戸内海を一望する東かがわ市引田の海辺に建つ「体験学習館マーレリッコ」は、自然・環境・地域文化をテーマにした体験型の学び舎です。
    “マーレリッコ”とは、イタリア語で“豊かな海”を意味し、その名の通り、この施設では引田の海の恵みや自然環境に触れながら、子どもから大人まで楽しめる多彩なプログラムが用意されています。
    学校の課外学習や家族での利用にも人気があります。
    また、展示スペースでは地域の自然や文化、漁業の歴史なども紹介されており、海と人とのつながりを楽しく学べるのも大きな魅力です。

    住所 〒769-2901 東かがわ市引田4373
    電話番号 0879-33-2929
    ウェブサイト http://www.saltlake-hiketa.co.jp/
    営業時間 9:00~17:00
    休業日 火曜日、年末年始
    料金 マーレリッコ入場100円、団体50円、ハマチのエサやり200円(1~4月休止)、タイ釣り体験800円
  • 東かがわ市湾岸アート

    14:00

    東かがわ市湾岸アート

    香川県東部、穏やかな瀬戸内海に面した東かがわ市の海岸沿いで展開される「湾岸アート」は、自然とアートが響き合う特別な体験を提供します。
    この地域ならではの穏やかな海風、干潟のきらめき、漁港のたたずまい、そしてそこに暮らす人々の営み。そうした日常の風景に、現代アートがそっと溶け込み、土地の空気そのものを新たな視点で浮かび上がらせます。
    展示される作品は、海辺という開かれた空間に合わせて設計され、自然の光や風、音といった環境そのものが作品の一部となります。 朝と夕、晴れの日と曇りの日では、同じ作品がまったく異なる表情を見せることも。
    訪れるタイミングや立つ位置によって、見る人それぞれに違った印象や気づきを与えてくれる、まさに「生きている風景の中のアート」です。 地域に根ざしながらも、世界とつながる感性をもつアーティストたちが、この地の風土や記憶に触れながら制作した作品の数々。
    瀬戸内のゆたかな自然と向き合いながら、アートと共に“感じる時間”を、ぜひ東かがわの海辺でお楽しみください。

  • GOAL

観光スポット

Sightseeingspots

グルメスポット

Gourmetspots

宿泊施設

Where toSTAY

プラチナマップ

Your Guide to HiketaPLATINUMAPS

お知らせ

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引田エリアへのご案内

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高松からのアクセス

JRでお越しの場合

  • 高松駅

  • 特急〈1時間 1本〉所要 約40分

    各停〈1時間 1〜2本〉所要 約1時間30分

  • 引田駅

お車でお越しの場合

  • 高松中央I.C.

  • 高速道路

    所要 約40分

  • 引田I.C.

  • 一般道

    所要 約5分

  • 引田エリア

徳島からのアクセス

JRでお越しの場合

  • 徳島駅

  • 特急〈1時間 1本〉所要 約40分

    各停〈1時間 1〜2本〉所要 約1時間

  • 引田駅

お車でお越しの場合

  • 徳島I.C.

  • 高速道路

    所要 約45分

  • 引田I.C.

  • 一般道

    所要 約5分

  • 引田エリア

タクシーとレンタカー

タクシー

・白鳥タクシー TEL. 0879-27-2235
・東讃共同タクシー TEL. 0879-25-2251

レンタカー

・オートマックス TEL. 0879-24-3361
・ナンバラ自動車 TEL. 0879-25-8816
・オートボデー三谷 TEL. 0879-33-6110

引田 ↔︎ 津田エリア間シャトルバス

シャトルバス

夏会期中、引田エリアと津田エリアを往復するシャトルバスが運行。
[土日祝] 引田案内所↔︎津田案内所 (津田出張所バス停)
料金 / 無料 11:00〜19:40(予定) 東かがわ市瀬戸内国際芸術祭推進室 0879-33-3722

臨時航路

ただいま準備中です。公開まで今しばらくお待ちください。

シェアサイクル

自転車

ただいま準備中です。公開まで今しばらくお待ちください。

よくあるご質問

FAQ

  • Q1.瀬戸内国際芸術祭とは

    Q1.

    瀬戸内国際芸術祭とは

    瀬戸内の島々を舞台に、3年に1度開催される現代アートの祭典です。 コロナ後初、6回目の開催となる瀬戸内国際芸術祭2025では、より多面的に瀬戸内の魅力を伝え地域の活力につなげるため、香川県側の沿岸部が新たに加わり、全17エリアで展開していきます。 春・夏・秋の3シーズンに分かれており、約100日間の会期で、国内外から約100万人の人々が訪れます。

    ・詳細は下記のリンク参照
    瀬戸内国際芸術祭公式ホームページ 瀬戸内国際芸術祭とは https://setouchi-artfest.jp/about/mission-and-history/

  • Q2.作品鑑賞パスポートについて

    Q2.

    作品鑑賞パスポートについて

    基本的には作品鑑賞パスポートを購入しますが、作品ごとに現金で支払うこともできます。
    作品鑑賞パスポートは有料作品の鑑賞に必要です。

    ・チケット料金の詳細は下記のリンク参照
    瀬戸内国際芸術祭公式ホームページ 作品鑑賞パスポート
    https://setouchi-artfest.jp/buy/passport/

  • Q3.開催日程

    Q3.

    開催日程

    瀬戸内国際芸術祭2025の春会期は、4月18日(金)から5月25日(日)までです。
    夏会期は、8月1日(金)から8月31日(日)までです。
    秋会期は、10月3日(金)から11月9日(日)までです。

    東かがわ市は夏会期での開催になります。
    開館時間は10時から21時です。定休日はありません。

  • Q4.服装や持物について

    Q4.

    服装や持物について

    エリア内ではたくさん歩くため、スニーカーなどの動きやすい靴がおすすめです。
    夏は日差しが強いので、帽子、水、タオルのご持参のうえ、熱中症にお気を付けください。

  • Q5.開催エリア周辺に駐車場はありますか?

    Q5.

    開催エリア周辺に駐車場はありますか?

    案内所近くに駐車場(無料)がございます。詳しい地図はこちらをご覧ください。

    駐車場マップ
  • Q6.会場周辺にトイレはありますか?

    Q6.

    会場周辺にトイレはありますか?

    引田駅、案内所(つばさ交流センター)、讃州井筒屋敷、引田庁舎にございます。作品によっては、お手洗いの場所が若干遠い場合もありますので、できるだけ作品鑑賞前におすませください。

    トイレマップ